先生があなたに伝えたいこと / 【安原 和之】人生は一度きりですから、足腰や背骨の痛みで家に閉じこもってしまうのは本当にもったいないことです。治療によって患者さんの生活の質を改善し、超高齢社会でも人生を楽しめるようベストを尽くしたいと思います。

先生があなたに伝えたいこと

【安原 和之】人生は一度きりですから、足腰や背骨の痛みで家に閉じこもってしまうのは本当にもったいないことです。治療によって患者さんの生活の質を改善し、超高齢社会でも人生を楽しめるようベストを尽くしたいと思います。

医療法人社団 三喜会 横浜新緑総合病院 安原 和之 先生

医療法人社団 三喜会 横浜新緑総合病院
やすはら かずゆき
安原 和之 先生
専門:脊椎脊髄

安原先生の一面

1.休日には何をして過ごしていますか?
仲間とフットサルを楽しんだり、3歳の子どもと遊んだりしています。その子はおもちゃより掃除機に夢中で、家電量販店に行くのが大好きで、しょっちゅう付き合わされています(苦笑)。

2.最近気になることは何ですか?
医師として、仕事とプライベートのバランスを保つことの難しさです。

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先生からのメッセージ

人生は一度きりですから、足腰や背骨の痛みで家に閉じこもってしまうのは本当にもったいないことです。治療によって患者さんの生活の質を改善し、超高齢社会でも人生を楽しめるようベストを尽くしたいと思います。

Q. 超高齢社会といわれていますが、背骨の病気にかかる人は多いのでしょうか?

A. 昨今、急速に高齢化が進み、いまや人生90年といわれ、もうすぐ人生100年の時代になるでしょう。寿命が延びるにつれ、関節や背骨、とくに腰が痛いという高齢の患者さんが増えると思います。

医療法人社団 三喜会 横浜新緑総合病院 安原 和之 先生Q. 背骨の病気と聞くと、まず腰痛を思い浮かべるのですが...。

A. 背骨の病気といっても、痛めた箇所によって症状は様々なパターンがあります。腰痛をはじめ、下半身のしびれや麻痺、排尿や排便障害をきたすこともあります。

Q. 背骨の疾患でお悩みの方には、どのような疾患が多いのでしょうか?

A. 高齢者で急速に増えている脊椎の疾患の種類で、腰部脊柱管狭窄症(ようぶせきちゅうかんきょうさくしょう)腰椎圧迫骨折(ようついあっぱくこっせつ)があります。高齢化が進むにつれて、この病気にかかる人はますます増えるでしょう。

医療法人社団 三喜会 横浜新緑総合病院 安原 和之 先生Q. 腰部脊柱管窄狭症について詳しく教えてください。

A. 腰部脊柱管狭窄症とは、神経の束である脊髄を保護する役割をもつ脊椎が変形し、脊髄を圧迫している状態です。
40代以降に多発します。発症すると足のしびれや痛みが起こり、歩くことで症状が悪化し、長距離を歩くことが困難になる間欠性跛行(かんけつせいはこう)という状態になります。
その原因として、一番多いのは加齢です。加齢と共に脊椎が変性し、腰椎がすべってきて狭窄したり、脊椎の周囲にある靭帯が厚くなったりすることで神経の通り道が狭くなり、痛みを生じます。

Q. 患者さんの年齢や性別に傾向があるのでしょうか?

A. 60代以降に多いです。腰椎すべり症は女性が多いですが、そのほかの疾患に男女差はそれほどない印象です。

Q. 脊柱管窄狭症の治療法について教えてください。

A. 軽度な場合では保存的治療として、鎮痛剤などの薬を使いながら背中の後ろの筋肉など周辺の筋肉を鍛え、腰の支えをしっかりつくる運動療法を実施することで、痛みが和らぐことが期待できます。
脊椎の狭窄が高度な場合や、保存的治療を続けても痛みが改善されずに日常生活に大きな支障がでる場合は、患者さんとご相談のうえで手術治療を実施しています。
手術では、まず神経を圧迫している骨や靭帯を削って取り除く「除圧(じょあつ)術」を行います。また、背骨が不安定な場合には、除圧だけでなく脊椎を安定させる「固定術」を追加します。

Q. 靱帯や骨を削って痛みはないのでしょうか?

A. 神経を圧迫している靭帯や骨を削るわけですから、痛みはある程度あります。当院では痛みを軽減するため、脊椎の低侵襲手術を採用しています。

Q. 脊椎の低侵襲手術とはどういった手術なのでしょうか?

A. 低侵襲手術は、骨を固定させるためにネジを入れるところだけを切るので傷が小さくて済む手術です。また、筋肉の損傷と出血を抑えられ、これまで手術が難しかった高齢の方への手術も可能になりました。痛みで寝たきりだった94歳の男性が、手術後に歩いて帰宅されたケースもあります。

Q. 先程、骨折に対する治療についてのお話がございましたが、脊椎の骨折と聞くと重篤な症状を想像してしまうのですが、具体的にはどのような症状が出るのでしょうか?

A. 女性に多いのですが、骨粗鬆症(こつそしょうしょう)性によって背中が丸まり、レントゲンで骨折が発見されることがあります。いわゆる「いつの間にか骨折」と呼ばれるものです。大抵は骨がつぶれたままくっついてしまいますが、骨がつきそびれると偽関節(ぎかんせつ)といって骨がぐらついたまま背中や腰の痛みが改善せず、場合によっては痛みが原因で寝たきりになってしまうことがあります。保存的治療でよくなる場合があるので、患者さんと相談しながら治療を進めていきます。

Q. 骨粗鬆症性の骨折の予防や治療方法にはどのようなものがあるのでしょうか?

A. 骨粗鬆症を予防するには、栄養バランスのとれた食事と適度な運動が一番です。毎日、牛乳やチーズなどの乳製品や小魚などで、カルシウムをしっかり摂っておくようにしましょう。運動をしないと骨がやせて骨折しやすくなりますから、毎日少しずつでも体を動かすことが大切です。日光を浴びると体内でビタミンDがつくられ、骨が丈夫になるので、できるだけ屋外で散歩するのがおすすめです。また、内服薬や注射で骨を強くする骨粗鬆症の治療方法もあります。
骨粗鬆症などが原因で脊椎圧迫骨折を起こし、腰痛が改善せず、日常生活が困難になった場合は、経皮的椎体形成術(けいひてきついたいけいせいじゅつ)を行います。

経皮的椎体形成術は、つぶれた骨の中に風船を入れて風船を膨らませ、その中に骨セメントを充填して、骨の内側からグラグラした骨を固めるものです。高齢者は一つの骨が潰れると、近接する骨が連鎖的に骨折する多発椎体骨折を引き起こす恐れがあり、そういう場合には椎弓根スクリュー(PPS)を使って固定させます。
以前は、骨についている筋肉を全部剥がしてから、骨や靭帯を削っていましたが、棘突起(きょくとっき)という骨をノミで縦に割って、そこから削る棘突起縦割法(きょくとっきじゅうかつほう)によって筋肉を触らずに神経の圧迫を取り除くことができるのが利点です。

医療法人社団 三喜会 横浜新緑総合病院 安原 和之 先生Q. それでは、治療にあたって、先生のモットーや座右の銘などありましたらお聞かせください。

A. 超高齢社会においては、健康寿命を左右する、運動器官を司る整形外科医が果たす役割はますます増えていると感じています。患者さんが何に一番困っているのかを親身に聞き、私の力で改善できることがあれば力になりたいと思っています。人生は一度きりですから、足腰や背骨の痛みで家に閉じこもってしまうのは本当にもったいないことです。これまでに多くの方から、「手術をして痛みがとれた」「また趣味のスポーツができるようになった」という声をいただいています。患者さんの痛みや苦しみをなくし、よりよい生活を送れるように治療に励んでいきたいと思っています。

最後に患者さんへのメッセージをお願いいたします

背骨の手術で足が動かなくなる、車椅子になるなど、悪いイメージを持っていらっしゃる方もいますが、最近では技術が進歩し、体に負担が少ない手術になっています。痛みにお悩みの方は、いまの症状を緩和できる可能性もありますから、まずはお近くの専門医に相談ください。

鈴鹿 智章 先生からのメッセージ

※ムービーの上にマウスを持っていくと再生ボタンが表示されます。

取材日:2019.5.22

*本ページは個人の意見であり、必ずしも全ての方にあてはまるわけではありませんので詳しくは主治医にご相談ください。

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