先生があなたに伝えたいこと / 【草開 義治・臼井 俊方】股関節や膝の痛みにお困りの方は、気軽にご相談ください。より効果的な方法で除痛し、ご希望に沿った治療をご提供します。

先生があなたに伝えたいこと

【草開 義治・臼井 俊方】股関節や膝の痛みにお困りの方は、気軽にご相談ください。より効果的な方法で除痛し、ご希望に沿った治療をご提供します。

医療法人藤井会 香芝生喜病院 草開 義治 先生

医療法人藤井会 香芝生喜病院
くさびらき よしはる
草開 義治 先生
専門:股関節,膝関節

草開先生の一面

1.最近気になることは何ですか?
子どもの頃からずっとバスケットボールをやってきたので、今後の八村塁選手の活躍が気になります。バスケ部に所属する次男の活躍にも期待しています。

2.休日には何をして過ごしますか?
三男と一緒によく、魚釣りや昆虫採集に行きます。捕まえたカマキリが、なんと自宅で卵を産みました。虫の飼育は、息子よりも私のほうが楽しんでいるかもしれません(笑)。

医療法人藤井会 香芝生喜病院 臼井 俊方 先生

医療法人藤井会 香芝生喜病院
うすい としまさし
臼井 俊方 先生
専門:股関節,膝関節

臼井先生の一面

1.最近気になることは何ですか?
子供が産まれたばかりなので、子育てに興味があります。自立した、前向きな人間に育って欲しいですし、人生を楽しんで欲しいですね。

2.休日には何をして過ごしますか?
体を動かすことがとても好きです。大学時代の友人や、職場の同僚達とゴルフに出かけることもありますし、子供と近くの公園で遊んだり、レジャースポットに連れて行ったりして楽しんでいます。

先生からのメッセージ

【草開 義治・臼井 俊方】股関節や膝の痛みにお困りの方は、気軽にご相談ください。より効果的な方法で除痛し、ご希望に沿った治療をご提供します。

Q. まずは股関節の疾患について、代表的なものを教えてください。

A. 草開先生:主に、変形性股関節症(へんけいせいこかんせつしょう)大腿骨頭壊死症(だいたいこっとうえししょう)関節リウマチなどがあります。股関節の軟骨がすり減る変形性股関節症は、大腿骨頭(だいたいこっとう)を覆う寛骨臼(かんこつきゅう)がもともと小さくて浅い、寛骨臼形成不全(かんこつきゅうけいせいふぜん)を抱えている方がかかるケースが多く、その場合は40代ぐらいから発症します。しかし最近では、一次性の変形性股関節症の方も多くなり、年齢とともに軟骨がすり減って60~70代で発症する方もおられます。歩行時はもちろん、寝ているときも股関節に痛みが出ることがあります。

Q. どんな治療になるのでしょうか?

A. 臼井先生:まずは保存療法になります。変形性股関節症には減量や股関節周囲の筋力強化が有効ですが、痛みがあると運動も難しくなります。そのため、鎮痛剤などで痛みを抑えてから運動を行います。運動療法としてご自宅で簡単にできる外転筋のトレーニング法などを指導し、2~3ヵ月続けることで改善する例も少なくありません。

医療法人藤井会 香芝生喜病院 草開 義治 先生Q. すぐに手術になるわけではないのですね?

A. 草開先生:はい。しかし、痛みが強くて薬が効かない場合や、保存療法を続けても股関節をスムーズに動かすことができない場合は、手術が選択肢に入ります。変形の度合いよりも、患者さんがどれだけ日常生活で困っておられるかが手術を判断するポイントになります。手術は患者さんの症状や年齢によって異なり、ご自身の骨を温存する骨切り術(こつきりじゅつ)のほか、人工股関節に置き換える人工股関節置換術(じんこうこかんせつちかんじゅつ)があります。人工股関節は昔に比べて耐用年数が大幅に延びているので、50代以上であれば前向きに検討されるのも良いかと思います。

Q. 耐用年数が延びているのは、人工股関節の品質が向上しているからでしょうか?

A. 臼井先生:人工股関節の構造は、骨盤側の寛骨臼(かんこつきゅう)に設置するソケットに軟骨の役割を果たすポリエチレンライナーを装着するとともに、大腿骨側にはステムを挿入し、その先に骨頭ボールを取り付けるようになっています。以前は、経年劣化によってポリエチレンライナーが摩耗し、その摩耗粉(まもうふん)が原因で周辺に骨融解(こつゆうかい:骨が溶けること)が起き、人工股関節にゆるみを生じていました。しかし今は技術が進歩し、ポリエチレンが摩耗しにくくなったうえ、骨頭ボールも金属より摩擦係数の小さいセラミック製が使用されるようになりました。さらに、ステムなどに使用される金属と骨との親和性を増す技術が進歩して固定力も上がっているので、20~30年の長期成績が期待されるようになっています。

Q. 手術のやり方も、体に負担の少ない「低侵襲(ていしんしゅう)手術」が取り入れられているそうですね?

A. 草開先生:股関節のアプローチ(進入する経路)は大きく分けて、前方、側方、後方とあり、昔は後方アプローチが一般的でした。しかし、後方だと中殿筋(ちゅうでんきん)や大殿筋(だいでんきん)などの筋肉を裂いて進入しなければならないうえ、神経や血管などの組織を傷つけないための制約も多くあります。
一方で、前方、側方アプローチは筋肉の表面を覆う筋膜を切開すれば、筋肉と筋肉の間に隙間ができ、そこから股関節を包む関節包(かんせつほう)まで一気に進入できます。そのため傷口が小さくてすみ、極力筋肉を痛めずに低侵襲で股関節に到達することができるのです。術後の痛みも少なく、リハビリも早期かつ短期でできるメリットがあります。さらに、後方の筋肉を残すことで術後の脱臼のリスクも少なく、股関節の可動域制限もほとんどないため、当院では前方と側方のよいところを合わせた、前側方アプローチを取り入れています。

Q. よくわかりました。では次に、膝関節の疾患について教えてください。

A. 臼井先生:潜在的な患者数は、股関節よりも膝関節のほうが多いといわれています。変形性膝関節症(へんけいせいひざかんせつしょう)の原因は関節軟骨の老化によることが多く、肥満や素因(そいん:遺伝子などその病気にかかりやすい素質)も関与しています。また骨折、靱帯や半月板損傷などの外傷、化膿性関節炎などの感染の後遺症として発症することがあります。加齢によるものでは、関節軟骨が年齢とともに弾力性を失ったところに使い過ぎによってすり減ってしまい、関節が変形します。
また、膝が痛むと動かしにくくなり、運動不足によって体重が増え、さらに膝へ負担がかかり、筋力も衰えていくという悪循環に陥りがちです。

Q. 膝関節の場合も、まずは保存療法になるのでしょうか?

A. 草開先生:そうです。膝関節の安定性を高めるためには筋力強化が重要なので、まずは痛みをとるために鎮痛剤やヒアルロン酸の関節内注射を適宜行ってから運動療法を行います。必要に応じて、膝にかかる荷重を分散させるための足底板(そくていばん)や湿布、サポーターなどの装具療法を併行する場合もあります。

臼井先生:痛みが落ち着くと、大腿四頭筋(だいたいしとうきん)訓練や、水中ウォーキングやノルディックウォーキング(ポールを使った歩行運動)などの歩行訓練を行います。それによって膝関節にかかる負担が減り、痛みも軽減されて進行予防にもつながります。ただし股関節と同様に、2~3ヵ月続けても効果が見られない場合は、手術が選択肢に入ってきます。

Q. どんな手術になるのでしょうか?

A. 草開先生:人工膝関節の手術になります。こちらは、人工膝関節単顆置換術(じんこうひざかんせつたんかちかんじゅつ)人工膝関節全置換術(じんこうひざかんせつぜんちかんじゅつ)があります。人工膝関節単顆置換術は、膝関節の内側(まれに外側)の傷んでいる部分だけを人工物に置き換える手術です。膝関節の中央にある前十字靭帯(ぜんじゅうじじんたい)を温存するため自然な膝の動きが獲得でき、侵襲も少ないのがメリットですが、骨が弱い場合や肥満の方は適応できないこともあります。一方、人工膝関節全置換術は、膝関節を丸ごと人工物に置き換える手術で、どんな方でも適応となるのがメリットです。

Q. 膝関節の片側だけが傷んでいるケースは多いのですか?

A. 臼井先生:日本人はO脚の方が多いので、それによって体重が内側だけにかかり、内側だけが傷んでいるケースが多く見られます。まれにX脚によって、外側の軟骨がすり減っているケースもあります。問題のある部分だけをインプラントに置き換えるというのが、人工膝関節単顆置換術の考え方で、当院では問題のない部分は極力温存するように努めています。

医療法人藤井会 香芝生喜病院 草開 義治 先生Q. 股関節も膝関節も、手術をためらわれる患者さんはおられますか?

A. 草開先生:患者さんの中には稀に、人工関節にするとうまく歩けなくなると誤解されている方もおられます。都心部では人工関節の手術をされた方も多く、会話の中で話題にも上がりやすいようですが、地方では身近に手術された方がおられなかったりすることで、特殊な手術だと捉えている方もいらっしゃいます。けれども、畑仕事などで体を動かされている方こそ、股関節や膝関節が動かしにくくて困られることも多いでしょう。今や人工関節は、しっかりと確立された手術で成績も安定しているので、困っている方にはぜひ検討していただきたい。痛みが消え、できなかったことがスムーズにできるようになると、気持ちも前向きになります。まずは、気軽に相談していただけたらと思います。

Q. 治療において先生が心がけていらっしゃることはありますか?

A. 草開先生:患者さんが何に困っておられるのかをじっくりお聞きし、それに応じた治療を心がけています。また、痛みをとるために患者さんに合わせて複数の薬を組み合わせて投与するカクテル療法を行っています。術後の痛みも早く抑えられれば、リハビリもスムーズに進められるので回復のスピードが違ってきます。

医療法人藤井会 香芝生喜病院 草開 義治 先生 臼井 俊方 先生Q. 手術後に気をつけなければならないことはありますか?

A. 臼井先生:あまり神経質にならなくて大丈夫です。ただ、体内での感染には注意が必要なので、年に一度は検診に来ていただき、虫歯など細菌性の病気の病気があれば早めに治療することが大切です。術中の感染に関しては、当院は大型のクリーンルームを完備し、術前検査で他科とも連携して入念に予防しています。
リハビリを終えて退院された後は、積極的に体を動かして肥満を予防しながら筋力を維持し、毎日を楽しんでください。

取材日:2019.12.4

*本ページは個人の意見であり、必ずしも全ての方にあてはまるわけではありませんので詳しくは主治医にご相談ください。

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