自分でできる!転倒予防
3.早速やってみましょう!転倒予防体操
家でもできる簡単な転倒予防体操を紹介します。
回数の目安:まずは3~5回くらいからスタートし、目標は10回まで続けてできること。多くても25~30回までとしてください。
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体操1:タオルを使ってふくらはぎ伸ばし
タオルを足の裏にひっかけて、ふくらはぎを伸ばします。
ひっぱる時間は10秒ほど。
ひっぱっている足を上げるのは×
足の痛みの解消、疲労回復、コムラ返りの予防に効果があります。
体操2:足指グーパー
足の指をグーにします。
パーにして指を上に反らせます。
そのまま指を広げます。
足の指をそらす・広げる ことにより、足の機能に大切な筋肉を動かし、鍛えます。流れは、グーにする、パーにして指を上に反る、そのまま指を広げる、という3ステップ。
3ステップを1セットとして、10セット行います。
体操3:お尻うかし(イスをつかって)
浅めに腰掛け、腰の幅くらいに足を開きます。
足に体重が載ればOK
お尻はこの程度うかします。
お尻の骨を基点として、ロッキングチェアのようなイメージで背筋を伸ばします。楽に立ち上がるための動き作りや足腰の筋力アップ、足の関節の柔軟性を高めるのに効果があります。
体操4:背中よせ(イスをつかって)
深めに腰掛ける・腰の幅くらいに足を開きます。
手のひらを上に向けながら腕を体の横に引き寄せます。
肩があがりすぎる、背中を反らしすぎるのは×
体操5:脚上げ
2秒かけて脚をあげます。
2秒かけておろします。
脚のあげすぎは×
脚をあげる時は、つま先をたて、立てている膝と同じくらいの高さまであげます。
膝の痛みに効果があり、歩くときに必要な筋肉を鍛えます。
体操6:お尻上げ
2秒ほどお尻を浮かせます。
反りすぎは×
胸から膝が1直線になるように、意識してください。浮かしている時間は2秒ほど。こぶし1個分ほど浮かしてください。腰を強化します。
どこでもできるその他のトレーニング:腹式呼吸
鼻から息を吸い、おなかを膨らませます。
口から息をはいて、おなかをへこませます。
できるかぎりゆっくり行います。"吸う"と"はく"の間に息を止めないよう、流れるように呼吸します。寝ながらでもイスに座ってでもOK。
どこでもできるその他のトレーニング:ももほぐし
膝の近いところからスタートします。
太ももの方向へ。
血流をよくして、筋肉をほぐす効果があります。いつでもよいですが、運動の前後や、入浴後などがおすすめ。