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人工指関節置換術体験インタビュー(Gさん)~手の指のリウマチを人工関節で克服されて~

1.発症から手術を受けるまで

「g」Gさん「f」インタービュア

大変お若いときに発症されたのですね。最初はどのような症状が出たのでしょうか?

発症は19歳のときでした。最初は右手の中指が腫れて痛くなって整骨院に行ったのですが、治らなかったので、大きな病院で検査をしてもらったんです。レントゲンでも血液検査でも異常が出なくて...。理由がわからないまま痛み止めを処方してもらいました。そのうちほかの関節も痛くなるし、自分で関節リウマチを疑って違う病院へ行きましたが、結果は同じ。あとから知ったのですが、その頃は、初期のリウマチは診断が難しい時代だったみたいです。結局、病名がはっきりしたのは1年ほど経ってからでした。

膝(ひざ)の人工関節置換術を受けられたのはいつ、どのようなきっかけで?

4年前に両膝の手術を受けました。手術を受ける直前は、手や足の変形がかなり進行し痛みも強くなっていて、痛くて起き上がれない、寝たきりということもありました。だけど、先生からは再置換のことを考えればできるだけ手術は先に延ばしたほうがいいといわれていたので、ぎりぎりまで我慢していました。でももうあまりに痛くて耐えられなくなり、手術をしてもらえる先生を探しました。手術をしてくださった先生は、「膝は、痛いのなら早めに人工関節を入れて、痛みなく日常生活を送ったほうがいい」というお考えでした。ただ「肘や手は手術をしないほうがいい」と。

それでも、手の指の人工関節置換術を決心されたのですね。

自分の手を見て、いつも「あぁ、一生このままなのかな...」と思って。夜も眠れないんですよね。「手術しないほうがいい」といわれているのに、してもいいものかという葛藤もありましたが、いつしか「手術をしてくれる病院があれば全国どこへでも行く」という思いが強くなりました。その気持ちを当時の主治医もわかってくれて、新潟県立リウマチセンターに紹介状を書いてくださいました。

手術ができるとわかったときはどんなお気持ちでしたか?

「今の状態より少しでもよくしたい」という一心でしたので、手術をしようといってもらったときは、目の前がぱあっと明るくなりました。初めての外来で、「遠いから何度も通うのは大変でしょう」と背中を押してもらい、「あまり先のことを考えるより、今を大切にするほうがいいのでは」といってくださいました。私は両手をやってもらうつもりだったのですが、まずは変形がひどい利き手の右手から手術してもらいました。左手のことはそれから考えようということになりました。

インタビュー目次

  • 人工指関節置換術インタビュー1ページ目
  • 人工指関節置換術インタビュー2ページ目
  • 人工指関節置換術インタビュー3ページ目

※対談の内容はあくまで体験者の感想です。症状や結果には個人差があるため、詳しくは専門医にご相談ください。

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