両足の全人工膝関節置換術を終えて~桜の季節を目標に。1年間の記録~
III.右足の手術、前回よりも軽かった術後の経過~本当の退院、目標にしていたお花見~
2度目の入院当日(2009年2月19日)
右足の手術のため入院。待ちに待っていました。
右足の手術当日(2009年2月23日)
無事手術終了 前回の手術のときとはまったく違って、手術後の嘔吐もほとんどなく、容態も大変よかったです。
※Yさんは左足のほうが変形がひどかったため、術後の容態にも差がでたのだと考えられます。
右足の手術から15日後(2009年3月10日)
歩行の様子を撮影しました。
※ムービーの上にマウスを持っていくと再生ボタンが表示されます。
(ご本人の承諾を得て、短いズボンをはいていただいています。)
退院(2009年3月23日)
1年前のイメージ通り、桜の開花前に退院できました。
念願のお花見に出かけることができました。(2009年4月3日)
両足の手術を終えた最後のインタビューです。
今の心境
「サクラの咲く頃には」と昨年の同じ時期に念じていたのですが、その通りになりました。全てやり終えた安堵感、解放感を感じています。そして晴れ晴れしい気持ちです。退院するときに、病室にいる患者さんを見て「あれがかつての私だったんだ」と感じ入りました。
1回目と2回目の手術の違いを振り返ると
1回目の手術を受けた後の痛みについては、ここまでひどいとは想像していませんでした。30分おきには吐いていましたが2回目の手術後には嘔吐の回数が激減しました。食欲もとてもありました。これまではくのをやめていたズボンも2回目の後にはとうとうはけるようになりました。
一番心に残っていること
一番当たりたいリハビリの先生に当たったのが幸運でした。それだけに、褒めてもらえると俄然やる気が起こり、励みになりました。
足の調子はどうですか
この手術を受ける前は、両足が1枚のレントゲン写真に納まらなかったのです。それが2回目の手術後には納まるようになりました。足の形がそれだけまっすぐになったということですね。
動作についてですが、まず歩くスピードが格段に速くなりました。そして今日は砂利道を歩いてお花見をしていますが手術前ではまず無理でした。バランスもよくなったのでしょう。その他にも、自宅での行動が断然機敏になりました。これから先は日にち薬だと思っています。
ここまで回復できたので人の手に掛からない生活を送りたいと思っています。
手をつないでいても、離すようになり、頼らなくなりました。まだ開脚で歩くくせ(直線上ではなく、2本の線上を歩く感じ)が残っていますがこれも徐々に直るだろうと思います。
これからについて
やはり旅行に行きたいですね。来週は早速淡路島に行くつもりです。そして、手術の前に中断した書道、これも再開したいと思います。
とにもかくにも今は、お世話になった方に感謝の気持ちでいっぱいです。
※対談の内容はあくまで体験者の感想です。症状や結果には個人差があるため、詳しくは専門医にご相談ください。