脊椎 / 最新の脊椎手術 ~最小侵襲脊椎安定術(minimally invasive spine stabilization:MISt ミスト)

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最新の脊椎手術 ~最小侵襲脊椎安定術(minimally invasive spine stabilization:MISt ミスト)

MISt 傷口を小さくできる新しい手術方法

腰椎が前後にずれる「腰椎変性すべり症」や、背骨が左右に曲がる「側弯症」は、老化や外部からの強い衝撃で腰椎がずれてしまうことで、中を通る神経が圧迫されて腰痛や下肢のしびれなどを発症します。

腰椎変性すべり症

側弯症

これらの疾患は、発症すると激しい痛みを伴うことが多く、日常生活の質(QOL)の急激な低下をもたらします。

大きな切開を伴う従来の手術治療では、患部の骨にスクリューを入れて曲がっている骨を矯正しますが、従来の手術方法では背中側から大きく切開する必要がありました。筋肉や軟部組織を傷つけますので、術後の回復期間が長くなります。この従来の手術方法である、「大きな切開によるデメリット」を改善するために考案されたのが、「最小侵襲脊椎安定術」(MISt:ミスト)です。

MIStは、患部を大きく切開せず、目標の骨に金属製のパイプを通すだけの小さな切開を必要な数だけ行います。

この方法は2001年頃に米国で始まりましたが、当時は体格の大きい欧米人向けの器具やスクリューを日本人に向けて使用していたため、隣り合う骨や筋肉を傷つけてしまうことがありました。

新開発の器具を使うミスト手術しかし、スクリューの改良や挿入時にパイプを使わなくても済む方法が新たに考案され、骨や筋肉を余計に傷つけることなく、より確実に小さなスクリューを腰椎に入れることができるようになりました。

MIStの恩恵

合併症などで大きく切開を行うことができない患者さんにも、MIStなら出血量も少なく、体への少ない負担で手術を行うことができます。傷口が小さいため、感染症を起こすリスクも低減でき、従来の手術法での感染症発生率を下げることができるようになりました。また、翌日からの歩行訓練も可能となり、傷口が癒えるまでの期間の入院日数も少なくなります。

MIStは恩恵の大きい手術ですが、現在のところ適応症例が限られ、執刀する医師の技能に熟練が必要です。今後、より多くの医療機関でMISt手術が行われより多くの患者さんに享受されることが望まれます。

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