関節の痛みに負けない!
~いつまでも元気に歩いていくためのアドバイス~
講師:
姫路医療センター 整形外科 リハビリテーション科医長
(現大室整形外科)
横山 徳一(よこやま のりかず)先生
プログラム:
13:30~14:30 講演
14:30~15:00 質疑応答
11月23日(月・祝)兵庫県姫路市にて市民講座が開催されました。
今回の市民講座は10月24日(土)兵庫県朝来市和田山、12月12日(土) 兵庫県赤穂市でも、同じ講演が行われました。今回は姫路会場をレポートします。

開演のかなり前より来場されて、待っておられる方もいるなど、講演に対する期待の高さがうかがわれました。


予防の重要性
思うように歩けなくなると、どのような不便があるのか・・・
健康な時にはなかなか実感できないものです。「たとえ車で動くことができても、駐車場から姫路城の入口まで、歩かなければいけない距離は、意外にあるんですよ」という身近な例をあげて、まだ関節痛に悩んでおられない方に対しても、歩けることの大切さ、そして予防の重要性を強調されていました。
関節のしくみ
ひざ関節や股関節には体重の数倍もの重さがかかっているそうです。年を重ねるにつれて関節の痛みをかかえる方が増えていくのも納得ですね。
病気について
変形性関節症など関節の病気があると、痛みにより日常生活に支障をきたすのはもちろんですが、介護につながるこわい状態でもある、というお話でした。
ロコモティブシンドロームを知っていますか?
"歩行など、運動をするために使う関節などの器官が病気になると、それが寝たきりにつながる。寝たきりにまではならなくても、その危険性が高くなる"これが、最近テレビなどでもよく聞く「ロコモティブシンドローム(ロコモ)」だそうです。来場者の方の約半数が、ロコモをご存知ということでしたが、この新しいキーワードについて、先生から直接お話をきく機会を得たのは初めて、という方が多かったのではないでしょうか。
運動療法について
ロコモを予防するためのトレーニングをロコトレといいます。身振り手振りの指導で4つのロコトレを説明されました。早速、家に帰ってから毎日実践されている方もおられるとのことで、みなさんロコモ予防の重要性を感じておられるのですね。
治療について
運動療法などの予防をがんばっても、どうしようもないことも残念ながらあります。そこからは治療のスタートになります。治療の初期のお話だけでなく、今テレビでもよくとりあげられている「人工関節置換術」についても、手術の実際も合わせて紹介されました。
関節痛予防の重要性、そしてその予防の1つとしての運動療法(ロコトレ)は、まわりのご家族やお友達にもぜひ伝えてあげたい話題です。市民講座では、新たな知識を得ることができますので、ぜひお誘いあわせのうえ、みなさんで聴きにいかれてはいかがでしょうか。(市民講座開催の案内は新聞に掲載されていることが多くあります。)