先生があなたに伝えたいこと / 【三島 初】人工関節置換術も再生医療も、目的はひとつ。「痛みのない機能的で安定した関節」を作ることです。

先生があなたに伝えたいこと

【三島 初】人工関節置換術も再生医療も、目的はひとつ。「痛みのない機能的で安定した関節」を作ることです。

筑波大学附属病院 三島 初 先生

筑波大学附属病院
みしま はじめ
三島 初 先生
専門:人工股関節

三島先生の一面

1.最近気になることは何ですか?
 日本に元気がないこと。いいところがいっぱいあるのですから、みんな前を向いて頑張ろうよ、という気持ちになります。
私自身のことでいえば、最近、お酒が弱くなりました(笑)。

2.休日には何をして過ごしますか?
 なるべく家にいて、子どもと遊ぶようにしています。料理もしますよ。自分の好みもあってワインに合うものを作ることが多いです。

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先生からのメッセージ

人工関節置換術も再生医療も、目的はひとつ。「痛みのない機能的で安定した関節」を作ることです。

Q. 今、MIS(最小侵襲手術)の現状はいかがですか?

筑波大学附属病院 三島 初 先生A. MISは、ほぼ全ての症例において、約8cmの傷で行うことができます。傷が小さいことのメリットと患者さんの満足度は非常に高いと感じますね。傷が小さいということだけでなく、手術時間が短くて済むのも利点。通常の手術でしたら1時間以内です。また出血も少なくて済み、私自身は、患者さんにとって、やはりいい手術方法なのだと常々実感しています。

Q. 先生は県内の他の病院へ、難症例の手術の応援に行かれることも多いそうですね。

筑波大学附属病院 三島 初 先生A. はい。茨城県は広くて、すぐに大学病院へ、というわけにはいかない患者さんも多いんですね。そのような方にとって、近くで手術を受けられることは気持ち的にずいぶん救われると思います。痛くて悩んで大学病院へ行っても、手術まで7、8ヵ月待たされるというのは大変な重荷だと思いますから。あと難しい症例の場合、技術的なヘルプが必要なこともあります。このようなことから、私とリレーションシップのある病院なら、どこへでも飛んで行こうと思っています。

Q. 難しい症例には、どのようなものがあるのでしょうか。

A. 一例としては脱臼性股関節症。先天的なものを結果としてそのままにしてきた患者さんもおられますね。ほかには緩んでしまった人工関節の入れ替えの手術、人工関節周囲の緩みや骨折、感染など。もちろん、出張だけでなく当院へ連れて来る場合もあります。

Q. そのような手術の際、最も注意されていること、あるいは目指されていることは何ですか?

筑波大学附属病院 三島 初 先生A. 関節にはひとつとして同じ状態のものはありません。ですので、その状態に合わせて、一番いい関節にするということです。難しい易しいは関係なく、「機能的で痛みのない安定した関節にする」ということが最大の目標です。
時々、左右の足の長さをぴったり合わせてほしいと強く希望される患者さんがおられますが、長さを揃えることが手術の目的ではありません。それぞれの身体の状態もありますから、たとえ少し長さは違っても、痛くない、安定した関節にすることが、患者さんにとって最良のことだと私は考えています。

Q. わかりました。ところで、最近話題の再生医療について、先生のお考えをお聞かせください。

A. 人工関節も、人工的なもので再生させるということで再生医療の範疇に入ると思ってい
ます。その意味で、整形外科の分野での再生医療には2つの流れがあって、ひとつが、iPS細胞(人工多能性幹細胞)などの幹細胞を利用して骨や軟骨を作るということ。もうひとつが、新しい工業的な技術により作られた人工的なもの、人工関節ですね、これを使って再生すること。自分の細胞か人工的なものかということで両極端ではありますが、後者も再生医療ととらえてよいのではないでしょうか。現実には、幹細胞を治療に応用できるのは、整形外科的にはそんなに先のことではないでしょう。

Q. なるほど。では、先生の再生医療への取り組みを教えて下さい。

筑波大学附属病院 三島 初 先生A. 筑波大学では、大腿骨頭壊死という難病や、骨折後に骨が付かない偽関節だとか遷延骨癒合などに対して、濃縮自家骨髄血移植を応用しています。患者さん自身の骨髄血を輸血することで壊死した骨の再生を目指すもので、すでに200例以上は行っています。
一方で、優れた素材を使った人工関節を用い、いかにきれいな手術をするか、長期安定性を獲得するかということについての取り組みがあります。軟骨が破壊されてしまった状態、すなわち変形性股関節症などでは、移植を伴う再生治療はまだまだ難しいんですね。現在では最も優れた治療法が人工股関節置換術ということになります。
先にもいいましたように「機能的で痛みのない安定した関節にする」ため、患者さんにとって、よりメリットのある治療法を選び取り実践している、ということです。

Q. 最後に患者さんへのメッセージをお願いいたします。

三島 初 先生からのメッセージ

※ムービーの上にマウスを持っていくと再生ボタンが表示されます。

取材日:2010.10.19

*本ページは個人の意見であり、必ずしも全ての方にあてはまるわけではありませんので詳しくは主治医にご相談ください。

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